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脳の構造は大きく分けると、大脳、中脳、小脳、間脳、延髄に分けられます。その間脳は視庄と視庄下部の2つに分けられます。さらに、その視庄下部の下の部分にあるのが脳下垂体なのです。脳下垂体はその名の通り、脳の下に垂れ下がっている物体なのです。今度、脳の断面図を教科書などで見たときに下の方に小さく垂れ下がっている脳下垂体があるのを確認してください。大きさは小さくとも、人体にとってはとても重要なはたらきがあるのです。仮に脳下垂体が機能を失ってしまうと自律神経の乱れが生じ、様々な病気を発症してしまうことになるのです。

脳下垂体は間脳の一部ですので、脳下垂体のはたらきが理解できれば、間脳のはたらきの一部を理解したことにもなるのです。高校の理科で生物Iを学習した人ならば、間脳がどういうはたらきをもっているのか、脳下垂体がどのようなはたらきを持っているかなどは学習したはずなのです。昔の記憶を辿って思い起こしてみましょう。間脳のはたらきで最も重要なのが自律神経系の調節です。自律神経とは、大脳の支配から比較的独立していて、意思とは無関係に自動的にはたらく神経系のことを指します。自律神経系は交感神経と副交感神経の2つに分けられます。

間脳の下についている脳下垂体は「脳下垂体前葉」と「脳下垂体中葉」、そして、「脳下垂体後葉」の3つに分けられます。それぞれがホルモンを作り、血液にのせて全身へ運んでいるのです。一言で説明してしまうと、脳下垂体は様々なホルモンを放出する工場なのです。その工場の指揮を執っているのが視床下部なのです。サッカーで例えるなら、監督に当たるのが視床下部であり、プレイヤーに当たるのが脳下垂体ということになります。そして、これらの部分をまとめて間脳と読んでいるのです。少しは間脳のはたらきについてご理解していただけたでしょうか。

間脳にある脳下垂体の機能が損なわれると、様々な弊害が起きてきます。例えば、「末端肥大症」という病気がありますが、これは脳下垂体前葉から放出されるホルモンである成長ホルモンが何らかの理由で過剰分泌してしまった結果なのです。普通、成長ホルモンが出すぎていたら、量を調整するために間脳の視床下部がフィードバック現象を起こし、成長ホルモンの分泌を抑えるように脳下垂体に命令を出すのです。しかし、末端肥大症の人は脳下垂体の機能を抑えることができなくなったために起こるのです。症状としては唇が厚くなったり、骨がもろくなったりするそうです。

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